記憶
「20分後に42%忘れる」は原典に無い——エビングハウスの忘却曲線を1885年まで辿った
「忘却曲線」の実験に参加したのは、著者本人1人でした
勉強法の本に必ず出てくる「忘却曲線」。1885年の原典(英訳の公開全文)を開くと、被験者は著者エビングハウス本人ただ1人、課題は意味のない3文字綴りでした。縦軸は「覚えている量」ではなく節約率(覚え直しの手間が何%減ったか)で、「20分後に42%忘れる」という言い方は原典のどこにもありません。「1日後に74%忘れる」に相当する原典の数値は、1日後ではなく6日後です。ただし曲線の形そのものは2015年の再現研究(これも被験者1人)で再現されており、原典自身が「意味のある材料なら手間は約10分の1」と先回りで限定を書いていました。
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